スタッフ・キャスト
プロデューサー CBC 大園 康志
「一生のうち出会える人の数は3万人」と、テレビでどなたかが言っていました。
たった3万人なのか、それとも3万人も、なのか。
いずれにしろ出会いには限りがあります。
いま、あらためて、3万人の中から“名古屋のおばちゃん”を
【主演女優】に抜擢できた幸せをかみしめています。

私たちは、小早川弘江さんという1人の主婦でもあり町工場の経営者に、
2009年から向き合うことになりました。1本のTV番組をつくるためです。

小早川さんの工場は【世界のトヨタ】の四次下請け。
トヨタの誇り高き下請け工場の一つでした。
その小さな工場からトヨタ本社を頂点にした巨大ピラミッドを見上げると、
何が見えてくるのだろうか?

そこは次から次に真新しい車のボディーが流れてくるトヨタ本社の生産ラインとは
あまりにもギャップのある空間。たったの四畳半ほどです。
でも10年間という歳月をへて、
最高に仕事のしやすい環境に整った四畳半になっていました。

さて、トヨタのお膝元でもある名古屋で放送に関わっていることもあり、
「よく放送できましたね」と多くの同業者から言われました。
その点での達成感は私には全く自覚はないのですが、周りの反応からもトヨタの影響力の
大きさを知ることとなりました。
これは、国内だけのことではありませんでした。
モナコ公国で開催された第51回モンテカルロテレビ祭に参加した際にも
多くのジャーナリストから同様の声を頂くことに。
告発番組ではありませんので、何かを暴いているわけでもありません。
しかし・・・

TVでは総尺47分でしたが、映画化にあたり60分に再編集いたしました。
皆様の映画館を出る時の1歩が、入ってきた時より力強いものになってほしい・・
そう願っています。

最後になりますが、小早川弘江さんと、愛すべきご主人と息子さんたちに感謝いたします。
プロデューサー CBC 大園 康志